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本間拓巳税理士事務所

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遺言のススメ

遺言は、一定の方式によることを必要とし、その方法によらない遺言は、無効とされています。

しかし、たとえ無効とされるような遺言であっても、遺された者にとっては、死にゆく人の最後の「思い」が伝われば、簡単に無視できるものではありません。

効力のある遺言には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言など、いろいろな形式があるのですが、そのような形式を考える前に、まず「書く」ことです。
「思いを言葉にする」というのは、形式以上に大切だと私は思います。
ご自分の最後の「思い」をご家族に伝えること、家族に対する「最後の手紙」のつもりで、様式はともかくまず書かれることをおすすめいたします。
気持ちをこめて書いた「手紙」は、きっと遺された家族には伝わるものと思います。

形式も大切

とはいえ、残念ながら、遺族がその中身に期待しすぎている場合、「そんな遺言は無効だ」と、いとも簡単に無視してしまう方は、ことのほか多いようです。

そこで、一度文章にした「手紙」を、効力のある「遺言」にしなければなりません。
ただ、一度文章として表現された「思い」に形式を当てはめるのは、そんなに難しい作業ではないのです。

遺言は、財産分与のためだけにあるのではありません。

一度、人生の総括をしてみませんか。
まず、書いてみることです。

以下は、日本経済新聞 平成22年1月3日朝刊35面、
大阪市の企画会社が募集した全国初の「遺言ツアー」に関する記事の抜粋です。

 参加者の一人、元公務員の男性Aさん(65)は5年前に妻を亡くした。街の美化に取り組む市民団体の代表として活躍するが「自分の家族さえよければ、という閉じた考えが地域のきずなを弱めている」と感じる。「地域への恩返し」をどう遺言に反映させるか。長らく思いを巡らせてきた。

 ツアー最終日、「自宅の土地、建物は私が活動していた市民団体に分与する」――。Aさんは思い切った遺言を書き上げた。「私がこれまで生きてきた気持ちの整理の上に立って判断した。不満もあろうが許していただきたい」とつづり、3人の子に理解を求めた。
 肝臓を患い入退院を繰り返す元飲食店経営の男性Bさん(67)…大学卒業後に起業し一時は年商10億円超に達したが、15年前に自己破産。妻も去った。「今の自分に残せるものは言葉だけ」。それを探しにツアーに参加した。

 Bさんの遺言は「私が編み出したラーメンのタレの製作秘法を伝授する」。自己破産で財産の多くは失った。しかし、客に愛されたレシピは自分が生きた証し。「至らぬ父でしたがどうかお許しください」との言葉を添え、「無形財産」を遺贈の対象とした。


タグ  相続 

登録日時:2010年01月04日(月)

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